ミニカー・プロファイル

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トヨタ・スポーツ:9
※トヨタ・スポーツのレース仕様は【トヨタ・レーサー】:ミニカー・プロファイルに掲載

《トレノAE68:頭文字・Dバージョン》
【TOMICA】

《トヨタMR−S》
【KINSMART】

《セリカ1600GT》
【TOMICA Lim】

《セリカLB2000GT》
【TOMICA】

《セリカXX2800GT》
【TOMICA】

《セリカ2000GT-R》
【TOMICA】

《セリカSS-U》
【TOMICA】

《トヨタ2000GT》
【TOMICA Lim・100万台販売記念ベスト・セレクション】

《スープラ》
【TOMICA】

以上


《トレノAE86:頭文字・Dバージョン》

【TOMICA:1/43・ダイキャスト】

 「頭文字・D」を知ったのは深夜放送でした。ストーリー自体は人物描写に新鮮味が無く興味を惹くものではありませんでした。しかし、舞台が榛名湖(伊香保から榛名湖への道は一度だけの経験ですが強い印象を残すワイディング・ロードでした)らしいのと、やはりクルマの魅力で観ていました。そしてファンの神経をもう1つ逆撫ですれば、私はトレノ・シリーズでは初代の丸いスタイルにマッチョな心臓&オーバーフェンダーが1だと思っています。
 そうは言ってもこのタイプまでが初代のコブラ思想(チョットせこいですが)が感じられ許容範囲です。尚、トミカ「頭文字・Dバージョン」セット・パックのRX-7(【ロータリー・スポーツ】:ミニカープロファル参照)も合わせてご覧下さい。

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《トヨタMR−S》

【KINSMART:1/32・ダイキャスト】

 トヨタのスポーツカー作りが格段に向上し、もはやその技術が一流であることをこのクルマで実証したようです。現状のマーケットでは”旨味”が無く利益と経営を考えれば絶対に手を出さない方が得策であるミッド・スポーツカーに新型を投入し続けるトヨタを最近、見直しています。
 このMR−Sは実質的には新世代「トヨタS800・コンセプト」だと思います。既存のコンポーネンツを使って大衆車で培った地道な品質・製造管理のノウハウを生かした軽量スポーツは他の追随を許さぬ「トヨタ独自のスポーツカー」です。次は新世代「トヨタ2000GT」(レトロ趣味は絶対ダメ!)を期待しています!
 それにしても呪いは恐ろしいです。「フェラーリの呪い」が解けたと思ったら、今度は「ポルシェの呪い」が掛かっているようです(特にフロントスタイル。対向車として出会うと見分けがつかない時が有ります)。

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《セリカ1600GT》

【TOMICA Lim:1/60・ダイキャスト】

 デザイン重視のボディに載せ替えというスペシャリティーカー・セオリーで造られました。当時、次第に購買力を持ち始めた若年層を想定してピッタリ重なるマーケット・リサーチの巧みさで空前のヒットとなりました。
 他者との差別化を図りながら、下品にならない軽快なスタイルは見事な仕上がりです。このスタイルにDOHCエンジンを積んだのですからトヨタは巧いです。

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《セリカLB2000GT》

【TOMICA:1/60・ダイキャスト】

 スタイリッシュを極めたセリカの頂点を示したデザインです。特に右上のリアからのデザインは素敵です。今では想像も出来ませんが、この時代はアメリカン・カーデザインが世界のリーダーだったのです。このセリカ・リフトバックもフォード・ムスタングの影響が強く出ています。
 ユーザーの外車への憧れを国産車が吸収していたのが良く分かるスタイルです。

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《セリカXX2800GT》

【TOMICA:1/64・ダイキャスト】

 トヨタが時々送り出す、データから作った車です。このタイプのクルマは、先代の「ソアラ」にしても魅力が無いですね(個人的意見)。”データ”と”マーケットリサーチ”では、これがスポーツカー、高級パーソナルカーなのでしょう。しかし、出来てみれば残念なことに感性に訴えるものが無く、デザイナーor企画者の提示が何も無いのは寂しい限りです。

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《セリカ2000GT-R》

【TOMICA:1/58・ダイキャスト】

 「品質と信頼感を嫌味のないデザインで包む」というトヨタ主義の方針転換を象徴し現在の「提案するトヨタ」へ繋がる分岐点となったクルマです。
 トヨタは過去にクラウンで先進デザインを持ち込み大きな失敗をしてから趣味性が大きな要素となるスポーティカーまで保守色を強め次第に”心躍る魅力”を失っていきました。
 しかし、クルマはノン・トラブルで毎日走る日用品であると同時に趣味性を有することに気づいたトヨタが清水の舞台から飛び降りた第一号車がこのセリカです。

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《セリカSS-U》

【TOMICA:1/60・ダイキャスト】

 デザイン重視のセオリーどおりに真面目に造ったらこうなりました的クルマです。写真で見たときはインパクトがあるエクステリアだと思ったのですが、街中では不思議と風景に埋没しているのが不思議です。
 良いクルマなのですが、セリカの持つキャラクター&スタイルを生かすセンスとライフ・スタイルが今の日本人に無いのが最大の不幸です。

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《トヨタ2000GT》

【TOMICA Lim:1/59・100万台販売記念ベスト・セレクション】

 現実主義者:トヨタも純粋に”夢”を見た時代があったのです。そして、トヨタ(ヤマハも)と世界の技術を掻き集めて作り上げたのがこのスーパースポーツです。
 今も多くの人が賞賛する「トヨタ2000GT」ですが、驚くのはこのスタイルです。5ナンバーサイズにこの伸びやかでスムーズなラインは如何にして作られたか未だに不思議です。
 ところで、その後に生まれたアジアの会社は国策と商売だけの”夢”のない会社ばかりでクルマ文化が広がらず一向にアジアと世界のクルマ文化における新しいポジションが見えないことが心配です。
 日本に続いたこれらの会社が「トヨタ2000GT」、「Z」(【ミニカープロファイル】フェアレディ・Z参照)、「ホンダS」(【ミニカープロファイル】ホンダS800参照)、「ロードスター」(【ミニカープロファイル】ユーノスロードスター参照)など世界で愛される伝説のクルマを生み出すのは何時なのでしょう。

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《スープラ》

【TOMICA:1/60・ダイキャスト】

 コンセプトは力任せ、繊細さを感じさせないトヨタ流アメリカン・スポーツです。日本という環境では疑問符が付くこのスポーツがアメリカでは溶け込んで活き活きと愛されていることを映画で知りました(【トヨタ・スポーツ】:関連・映「ワイルド・スピード」参照)。もちろんカラーリングは鮮やかな多色刷りです。あの色と強い陽を浴びたスクリーンでの元気な勇姿は”イチロー”や”松井”よりクルマ好きの私には誇らしく見えました。

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